IT 系イベントいくつか

前回のエントリで「更新のペースはまあ週に 1 回か 2 回程度できればいいかな」とか書いておきながら早速 1 ヶ月ほど放置してしまった。その間にも IT 系の勉強会っぽい何かにいくつか参加したので、忘れないうちにメモ。

 

techplay.jp

ええと、これはなんと言えばいいのだろう。TECH PLAY という IT 勉強会のまとめサイトがあるのだけど、そこのアンバサダー(って何だ)に就任した tagomoris さんの就任祝い、だったんですかね。何だかよく分からず参加した人とひたすらおしゃべりする、という感じだった。隣り合った人と話をしてみたら、たまたま今の職場の近くにお勤めの方で取引もある方だったので、世間は狭い。何を話したかはあんまり覚えていないのだけど、今何が流行ですかねー FinTech とかですかね、という話をした、ような。あとは渋谷に VR カフェをオープン予定という方ともお話をしたのだけど、VR まだちゃんと体験したことがないのでオープンしたら一度行ってみたい。あとは以前よく参加していた地域 Rubyist コミュニティ Asakusa.rb のメンバーと久しぶりに再会したのでおしゃべりするなどして終わった。そういえば最近 Asakusa.rb 全然行ってないので久しぶりにまた参加しようかな。とりあえず最近なにが流行っているか(FinTech とか VR とか、AI とかディープラーニングとか、クラウドでどうビッグデータを扱うかとか)というのが聞けたので満足。あ、肝心の tagomoris さんとはお話できなかったのであった。また別の機会に。

 

japanhci.connpass.com

Hyper-Converged Infrastructure というカテゴリーの製品が最近登場したらしいのだけど、それを扱うベンダやユーザーの集う会、なのかな。ようするにプライベートクラウドをお手軽に構築できるという製品なのだけど、話を聞いている限りはそれほどお手軽でもなさそうなのと、一度導入すると以後スケールさせるためには同じベンダの製品を購入し続けることになるのでベンダロックインだよなーどうなんだろう、という感じであった。コスト面では AmazonGoogleMicrosoftパブリッククラウドと比較してどうなんだろう、というのも気になる。まあどうしてもパブリッククラウドは使いたくないという需要があるのは理解できるのだけど、このカテゴリーの製品がマーケット的に今後広がっていくのかどうかは個人的には疑問符である。製品ビジネスって難しいね。

 

atnd.org

ええと、内容としてはほぼ映像解析プラットフォーム SCORER の宣伝、という感じだったかな。IoT というのを突き詰めて考えるとセンサーが集めたデータを取ってきて分析して何かアクションする、ということで、一番お手軽なセンサーってカメラだよね、スマホに標準でついてるからね、というのはまあその通り。スマホタブレットを本来の目的以外に使う(今回なら IoT のセンサー代わりにする)、というのは結構あちこちで見かけるようになった気がする。大量に作ると安価になるからね。あとは IoT 側で撮影した映像をクラウドに持ってくるには LTE などのセルラー網が必要なので MVNO もやっている、というのが面白かった。アップロードだけ高速な契約で大容量の契約をしているので安価に高速な通信が利用できるらしい。あとはクラウド側に持ってきてからの映像解析に必要なエンジンもプロ向けのものは高価なので SCORER 側が大口契約して利用者は安く利用できる、というのも同様に「大量に仕入れて小売する」感じかな。さっきの話にもつながるけど、色々な要素を組み合わせてビジネスにしていくのが今後ますます求められることなんだろうね。

 

connpass.com

SELinux って最近どうなんだろう、ということで聞いてきたのだけど、一昔前は「とりあえず SELinux はオフに」みたいな風潮だったのだけど、今はポリシーの雛形も一通りそろっているので、使うのが当たり前、みたいに(少なくとも海外では)なっているらしい。そうなのか。デモでは SELinux をオンにしていればこないだの Apache Struts2脆弱性も防げたよ、ただし標準のポリシーの雛形がダメダメだったので実は防げなかったらしいけど、という話を聞くと何だかなあという感じである。まあちゃんと設定したとしても SELinux なら何でも防げるわけじゃなくて、当然正常なアクセスは防げない(だから DoS 攻撃とかは防げない)わけで、限界をちゃんと知っておくことと、ちゃんと理解して設定しましょうね、という話であった。どうなんですかね。みなさん SELinux ちゃんと使ってます?

 

futureofdata.connpass.com

さっきの IoT の話と絡むのだけど、大量のデータをどう処理してビジネス価値に転換するかという仕組みをオープンソースソフトウェアやクラウドベンダー各社のサービスを組み合わせ構築する場合の最近の流行みたいなのを一気に聞けて勉強になった。んだけど、それがどれだけのユーザーに必要とされているのかいまいちよく分からず。もちろん技術的には面白いんだけど、IoT のビッグデータクラウドの AI でディープラーニングですよ!的なバズワードに踊らされる前に、自分たちのビジネスにそれが本当に必要なのかを良く考える必要がある。

 

という感じでまとまってないけど、最近参加した IT 勉強会っぽいもののまとめであった。ちょっとまた本業が忙しくなりつつあるのでどうなるか分からないのだけど、今後もちょくちょく参加して行こうと思う。東京はこういう IT 勉強会っぽいのがたくさんあって良いね。